風疹の予防接種は男女とも受けましょう


前回、風疹がどういった病気なのか、また、妊婦さんや赤ちゃんにどういった影響があるのかを説明しました。
(参考記事:風疹のリスクを知っておきましょう
今回は風疹を予防する方法である、予防接種について書いていきます。

風疹を予防する方法は?

風疹はウイルスによって感染する病気です。
本人はもちろん、家族に風疹患者がいるだけで学校を出席停止になることもあるほど感染力が強く、咳やくしゃみなどで感染します。
手洗い、うがい、マスクの使用や咳エチケットなどを心がけましょう。

風疹にかかってしまうと特別な治療法はなく、対症療法(症状をやわらげるための投薬や治療)をとることしかできません。
予防接種を受けて抗体を作っておくことが、もっとも予防効果が高いといえます。
(予防接種をしても抗体ができにくい体質の人もいます)
赤ちゃんが1歳ごろにMRワクチンの予防接種を受けますが、これが麻疹・風疹ワクチンです。

風疹ワクチン未接種の世代

風疹ワクチンは1970年代後半から接種がはじまった、比較的新しい予防接種です。
世代や性別によっては接種していないこともあり、抗体を持っていない大人も多いため、未だに流行しやすい病気です。

1977年以前

風疹ワクチン未接種の世代です。
個別に予防接種をされた方、自然感染したことのある方でも、抗体を持っているかどうか検査を行った方がいいでしょう。

1977年8月~1995年3月

風疹ワクチンの予防接種がはじまりましたが、中学生の女子のみが接種していた世代です。
男子は予防接種の対象でないため、接種していません。

1989年4月~1993年4月

麻疹ワクチンを打つ際に、風疹ワクチンの接種を選択していた世代です。
選択していない場合は接種していません。

1995年4月以降

男女とも、1歳から2歳までの間に1回、小学校入学前に1回の合計2回接種している世代です。
一般的に風疹の抗体を持っている世代ですが、個別接種のため、受けていない人もいます。

風疹患者は30代~50代の男性が約半数を占めます。
予防接種を受けていないケースや、1回接種だった世代で流行しやすいようです。
国立感染症研究所は、男女問わず風疹ワクチンを接種することを推奨しています。
風疹は自覚症状がないこともあるため、知らないうちに感染源になってしまうためです。
まわりに妊娠している人がいるときは特に、抗体検査を受けることをおすすめします。

妊婦健診では風疹の抗体検査を行いますが、妊娠中は予防接種ができません。
これから妊娠を考えている方は、早めに医療機関に相談しましょう。
また、妊娠中の感染はお腹の赤ちゃんに先天性心疾患や先天性白内障、難聴などの深刻な障害を残すことがあり、非常に危険です。
(参考記事:風疹のリスクを知っておきましょう

ご家族やおじいちゃん・おばあちゃんもあわせて、抗体検査を受けましょう。
これから生まれてくる赤ちゃんのためにできる、最初の一歩です。

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