
赤ちゃんが生まれるときに準備しなくてはならないものに「赤ちゃんの寝る場所」があります。どこで赤ちゃんを寝かせるかは、多くのパパママが悩むところです。
大人用の布団
大人用の布団で赤ちゃんと一緒に眠るメリットとして、添い寝・添い乳がしやすいことがあげられます。
しかし添い乳は大変危険で、メリット以上のデメリットがあります。
赤ちゃんに母乳をあげながら眠れるというメリットがある一方で、赤ちゃんを押しつぶして窒息させてしまう危険が高いのです。
また、大人用の布団は赤ちゃん用のベビー布団よりもやわらかく、赤ちゃんの身体が沈み込んでしまいます。
どんなデメリットがあるでしょうか。
呼吸がしにくい
赤ちゃんが寝返りをうつようになると、うつぶせで寝てしまうことがあります。
やわらかい布団は身体にフィットしてやさしく包んでくれますが、赤ちゃんの鼻や口をふさいでしまう危険があるため、向いていません。
体温調節がしにくい
赤ちゃんは汗っかきで、体温調節が苦手です。
大人用のやわらかい布団では身体が沈み込むため、敷布団と身体にすき間ができにくく、デリケートな赤ちゃんの肌が蒸れてあせもができやすくなってしまいます。
身体を支えられない
生まれたばかりの赤ちゃんは骨や筋肉が未発達で、自分の身体を支えることができません。
やわらかい布団では体重に合わせて身体が沈んでしまうため、赤ちゃんに適した姿勢をキープできません。
赤ちゃんは汗っかきなのもあって、布団をよく蹴ります。
そのため、大人用の布団で一緒に寝ると、パパ・ママが寒い思いをすることがとても多いです。
育児はとにかく体力勝負。
大人が風邪をひいてしまっては、赤ちゃんのお世話もままならならないものです。
ベビー布団

では、ベビー布団はどうでしょうか。
大人用のものと違い、ベビー布団の敷布団は固めにできています。
そのため、上記の大人用の布団でのデメリットは解決されます。
最近では通気性の高いものや、汚れても洗い流せる素材のものもあります。
しかしベビー布団にも、デメリットがあります。
踏んでしまう
3時間おきに授乳が必要な赤ちゃんのお世話をしていると、もうフラフラに……。
寝ぼけていなくても、立ちくらみなどで赤ちゃんを踏んでしまうことがあります。
赤ちゃんはまだ骨もやわらかく、身体を十分に守ることができません。
転がってしまう
寝返りをうてるようになった赤ちゃんは、どんどん転がっていってしまいます。
階段まで転がっていってしまったり、大人用の布団に埋もれていたり、まさかと思うような場所まで転がるので、うっかり踏んでしまう事故につながってしまいます。
きょうだいやペットのいたずら
お兄ちゃん・お姉ちゃんや、ペットの手がカンタンに届いてしまいます。
「イタズラをするような子じゃないから……」と思うパパママは多いでしょう。
しかし「泣いていたから、ベッドの中におもちゃを入れてあげた」「お腹が空いていたのかなと思って食べ物をあげた」など、よかれと思ってしたことが事故につながってしまうケースもあります。
赤ちゃんに嫉妬したペットによる事故も、過去に起きています。
甘噛み程度でもダメージを負ってしまうのが赤ちゃんです。
簡易ベッド

赤ちゃん用の簡易ベッドや、ベッドにもなるプレイヤードがあります。
クーファンやポータブルタイプなど、持ち運びができるものも多く、とても便利です。
これなら赤ちゃんがどこまでも転がっていくことはありません。
しかしデメリットもあります。
長時間の使用ができない
簡易ベッドはお昼寝など短時間の使用はできても、長時間寝かすことができません。
ベッドとしてのSG基準を満たしていないためです。
ベビーベッド

上記のデメリットを解決するのが、ベビーベッドです。
「ベビーベッドで添い寝なんてできるの?」と思われるでしょうが、ベビーベッドにはさまざまな種類があり、大人のベッドとベルトで固定すれば添い寝ができるものもあります。
扉を閉めておけば、赤ちゃんがどこまでも転がっていくということがありません。
ネットタイプのベビーベッドを使えば、柵の間からのいたずらを防ぐことができます。
それに加えて、他の利点もあります。
床から離れている
いつの間にか床にたまっているホコリから、赤ちゃんを遠ざけることができます。
ホコリを吸ってぜんそくなどのアレルギーを起こしてしまう赤ちゃんもいます。
また、歩く際の振動をやわらげることもできます。
収納スペースができる
意外に思われるかもしれませんが、ベビーベッドの床下に収納スペースができます。
(ロータイプなど、一部のベビーベッドでは収納スペースがないものもあります)
おむつやお尻拭きなどは意外にかさばるものです。
ベビーベッドの下に置ければ便利ですよね。
そんなベビーベッドですが、残念ながらデメリットもあります。
使わなくなるとかさばる
大きさにもよりますが、ベビーベッドは一般的に2歳頃まで使用できます。
使わなくなった後、たたんでいても圧迫感があるのはベビーベッドです。
処分方法や処分費用など、どうしても手間がかかってしまいます。
2年ほどしか使わないのに高額
ベビーベッドを使えるのは2年ほどですが、実際には1歳頃で使わなくなるお子さんが多いようです。
ベビーベッドには、10万円を超える商品もあります。
最近ではキッズ用のベッドやベンチに変形するロングユースの商品も出てきましたが、使える期間を考えると、決してコスパがいいとは言えません。
レンタルのメリット
オススメしたいのが、ベビーベッドのレンタルという選択です。
ベビーベッド嫌い!?
せっかくベビーベッドを用意したのに、赤ちゃんがベビーベッドをいやがって寝てくれないことがあります。
買ったばかりのベビーベッドが2ヶ月でホコリをかぶっている……という話もあります。
レンタルなら赤ちゃんがベビーベッドを使えるかどうか、まず試してみることができます。
サイズが変わった
日々育っていく赤ちゃんだから、予定よりもずっと早く、ベビーベッドのサイズが小さくなってしまった……ということもあります。
レンタルなら、ベビーベッドを借り換えることで、赤ちゃんの成長に対応できます。
使わなくなったら返却
使わなくなったら返却すればいいため、処分の手間がかかりません。
赤ちゃんの成長やご家庭の環境にもよりますが、1歳頃までを目安にベビーベッドを使用するのが安心です。
ベビーベッドの購入を悩んでいる方には、1年だけレンタルしたり、特価レンタルを利用したりと上手に利用するのをおすすめします。
ベッドのレンタルはこちらからどうぞ。