【防災】液体ミルクのメリットとは?


アイクレオや明治から、液体ミルクが発売されました。
液体ミルクとはどんなもので、粉ミルクとはどう違うのでしょうか?

液体ミルクってどんなもの?

液体ミルクとは、紙パックや缶に入った状態で販売されているミルクです。
水に溶かす必要がなく、哺乳瓶に入れればすぐに飲むことができます。

液体ミルクは手抜き?

夜中に起きてお湯をわかして冷ます……お出かけのときは荷物がいっぱい……
そんなふうにミルクを作って子育てしてきた人たちのなかには、 液体ミルクを手抜きだ、手間をかけてミルクを飲ませるこそ母親の仕事だと批判する人もいるようです。

そういう方には、ぜひ液体ミルクのメリットを知っていただきたいです。

液体ミルクのメリット

日本は災害の多い国です。
阪神淡路大震災、新潟県中越地震、東日本大震災、西日本豪雨など大きな災害がありました。
こういった災害では、水道が止まってしまうことがあります。

水道が止まってしまうと、粉ミルクから赤ちゃんのミルクを作ることができません。
災害用に軟水のミネラルウォーターを常備しているご家庭ならいいのですが、直後にお店に並んでも、ミネラルウォーターを手に入れること自体が困難です。
「軟水」に限定すると、さらに難しくなります。
道路や空港、港が壊れると物流も止まってしまうため、新しい品物も入ってきません。

災害用の井戸があっても井戸水には細菌が含まれており、大人は飲めても、赤ちゃんが飲むと亡くなってしまうことがあります。
たとえばハチミツにも含まれる、ボツリヌス菌の芽胞などです。ボツリヌス菌は熱に強いため、煮沸で殺菌することはできません。
(参考記事:ハチミツ以外にも? 赤ちゃんに食べさせてはいけない食品

母乳が出るから大丈夫という人もいるかもしれませんが、災害によるストレスで、とつぜん母乳が出なくなる人もいます。
医療機関にかかろうとしても、災害で病院が機能していない、行列ができていて、なかなか診てもらえない、薬も電気もないためにいつものような診察ができない……そんなこともあるのです。

国からの救援物資が届くのは、最短で3日といわれています。
その物資も、被災地の隅々までいきわたる保証はありません。
そもそも赤ちゃんは、3日間も飲まず食わずではいられません。

しかし液体ミルクがあれば、水道が止まっていても赤ちゃんにミルクをあげられます。
ミネラルウォーターを探し回らなくても、危険な井戸水を使わなくてもいいのです。

すでに海外では液体ミルクが広く普及しており、災害時の救援物資としても使われています。
使い捨ての哺乳瓶もあるほどです。

液体ミルクをストックしよう

災害はいつやってくるかわかりません。
以前買った非常食の賞味期限が切れていた……という話もよく聞きます。
一番いいのは、普段から定期的に使って、買い足しをしていくことです。

ミルクの味が違うと、いやがって飲まない赤ちゃんもいます。
話してわかる年齢なら災害時に我慢することができますが、赤ちゃんは違います。
お出かけのときなどに液体ミルクを飲ませて、普段から味に慣れさせておくといいでしょう。

 

「災害なんて起こらない」「自分が怖い思いをしたからっておどかすな」という人たちもいます。
しかしそんな甘い考えでは、赤ちゃんの命を守ることはできません。
防災は、災害対策をして生存確率を少しでも上げるための考え方です。
赤ちゃんを守れるのは、まわりにいる大人たちなのです。

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