ハチミツ以外にも? 赤ちゃんに食べさせてはいけない食品

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今年の4月ごろ、ハチミツを食べた6ヵ月の乳児が乳児ボツリヌス症で死亡したという悲しいニュースがありました。
1歳未満の乳児にはハチミツを与えないようにと、厚生労働省や消費者庁、東京都などが注意を呼びかけています。
(アメリカの製薬会社など「2歳未満は注意」としているページもあります)

 

なぜハチミツがいけないの?

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ハチミツは、花の蜜から作られています。
花の蜜の中には、ボツリヌス菌という食中毒を起こす菌の芽胞(胞子の段階ですね)が含まれることがあります。
全てのハチミツに含まれるわけではありませんが、全体の約5~10%のハチミツで、ボツリヌス菌の芽胞が見つかるそうです。

ボツリヌス菌はとても強い毒性を持つ菌で、自然界に存在する毒素としてはもっとも危険な菌の一つ。
大人でも食中毒を起こし、下痢や嘔吐はもちろん、筋肉が麻痺するような症状が出るという、おそろしい菌なのです。

 

大人がハチミツを食べても平気なのはなぜ?

ハチミツに含まれることがあるボツリヌス菌は、まだ芽胞の段階です。
大人がハチミツを食べた場合、本格的に毒素を作る前に消化できます。

けれども赤ちゃんの消化器官はまだまだ発達していません。
結果、腸内で毒素が増殖してしまい、乳児ボツリヌス症を引き起こすことがあるのです。
症状としては、便秘・麻痺・全身の筋力が低下する脱力状態など。
最悪の場合は死に至ることもあるため、一歳未満の乳児にハチミツを食べさせてはいけません。

 

加熱殺菌はできないの?

芽胞の段階のボツリヌス菌はとても熱に強く、100℃で6時間以上加熱しなくては殺菌できません。
ですから、乳児に与えないように気を付けなくてはいけません。

 

ボツリヌス菌は、ハチミツ以外だと
どんな食品に含まれることがあるの?

ボツリヌス菌自体は自然界(土壌や海、湖、川)に多く存在する菌です。
ハチミツ以外にも、コーンシロップや黒蜜、黒砂糖に含まれることがあるため、離乳食には使わないようにしましょう。
おやつやジュースなどの市販品を食べさせるときは、商品の後ろにある成分表を見るなどして選びましょう。

味が薄いから甘くしてあげたいな……と思うかもしれませんが、赤ちゃんは舌が敏感ですから、薄味でちょうどいいのです。
濃い味は、内蔵に負担をかけてしまいます。

 

でも離乳食を作るのは大変……何か楽な方法はない?

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お味噌汁を作るときに、ニンジンやジャガイモ、カボチャなどの具を少し小さめ(5mmほど)に切って煮ましょう。
味噌を入れる前に小さく切った具を取り出して、スプーンの背などでつぶすと手軽に離乳食ができます。
後期離乳食のお子さんには、つぶさずに食べさせてもいいですね。

他にも電子レンジでおかゆを作れるグッズや、水でふくらむ粉末状のマッシュポテトなども使うと便利です。

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